職場の人権・第211回研究会(2018年2月)のお知らせ

 戦後の労使関係の軌跡:日本経済の展開のなかで

と き  2月17日(土) 午後1時30分~4時30分
ところ  エルおおさか(大阪府立労働センター)南館10F101号室(電話 06-6942-0001)          
       (地下鉄谷町線、または京阪電車「天満橋」駅下車。西へ徒歩5分)

  報告者:高橋 伸彰さん(立命館大学国際関係学部教員)

  コメンテーター:伊藤 正純さん(元桃山学院大学教員)

一人あたりGDPで欧米にキャッチアップしてから30年を経た日本が、失いつづけてきたのは経済の成長力ではなく、社会の連帯感だったのではないでしょうか。経済学者の宮本憲一氏はバブル崩壊後の長期停滞を前にして、いまこそ「ゼロ成長でも失業のない豊かな生活を実現できる経済システムを構想する」絶好の機会だと述べました。この提言に耳を傾けることなく成長に活路を求めてきたのが歴代の政権であり、資本に従属し体制内化した労働組合もまた、この提言の実現に向けて主体的に取り組むことを怠ってきたと言わざるをえません。
本報告では、こうした成長重視の経済・社会政策に対し鋭い批判を提起し続けている高橋伸彰さんに、戦後の労使関係が日本経済の展開過程でどのように形成され、変化してきたのかを語っていただきます。ぜひご参集ください。