■第212回研究会(18年3月)
相次ぐ大企業の品質不正とその背景 ――雇用・労務政策の変化から検証する
と き 3月17日(土) 午後1時30分~4時30分
ところ エルおおさか(大阪府立労働センター)701号室(電話 06-6942-0001)
(地下鉄谷町線、または京阪電車「天満橋」駅下車。西へ徒歩5分)
報告者:森岡 孝二さん(関西大学名誉教授)
コメンテーター:山田 潤さん(元夜間高校教員)
昨今大企業の品質不正、不祥事が相次いで明るみになっています。かつての「ものづくり日本」、品質管理の高さが世界的評価を得てきたことを考えると何が変わったのでしょうか。品質不正、不祥事の原因は様々あると思われますが、その大きな要因のひとつに働かせ方、雇用のあり方の変化があることは否定できません。
バブル崩壊後の徹底した減量経営、また経済のグローバル化のなかで過重労働、過労死を引き起こす働かせ方、あるいは非正規・不安定雇用の増大と無縁ではないでしょう。安倍首相はこの通常国会で「働き方改革一括法案」の法制化をうたっていますが、「労働生産性の向上」を最優先するなかで果たして如何なる成果が期待できるのでしょうか。
今回ご報告をしていただく森岡先生は、過労死・過労自死問題に取り組む第一人者であると同時に、株主オンブズマンなど幅広く活動されています。相次ぐ大企業の品質不正とその背景について検証していただきます。また、日本の「ものづくり」を支えてきた町工場の姿に造詣の深い山田先生にコメントをお願いしています。ご参集ください。