オーストラリアにおけるカジュアルワーカーと正規労働者の連帯と労働運動
—オーストラリア国立大学(ANU)教職員組合のストライキの事例から—
横田 伸子(関西学院大学 教員)
2023年7月27日に、オーストラリア国立大学では、教職員組合が学生、市民まで巻き込んでストライキを断行した。怒涛のようなシュプレヒコールの中、ANU教職員組合は、大学当局に要求のすべてを認めさせる歴史的な大勝利を収めた。わずか9%という組織率でも、ANUで働く全労働者の大幅処遇改善、労働者自ら働き方を決める「真の」働き方改革を勝ち取った背景には、カジュアルワーカーと専任教職員が一致団結して統一した労働組合を組織したことがある。「梯子の一番下にいる」カジュアルワーカーの待遇改善を最重点課題として闘い、結局、「梯子全体」の労働条件を大幅に引き上げることに成功したのである。ANU教職員組合のストライキの軌跡と意味について報告する。
ANUストライキ集会_Kambri広場にて
日時:2024年6月8日(土)13:30~16:30
※会場:エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)
※アクセス:https://shaunkyo.jp/access/
大阪市中央区北浜東3-14 エル・おおさか 4F
(小さな会場ですので お申し込み後に会場参加からZOOM参加に変更いただく可能性が少しだけあります。連絡がなければそのままお越しください)
オンライン:ZOOM併催
参加費:無料
申し込み締め切り:2024年6月5日(水)
ZOOMのIDなどは締め切り後にご案内します。