当研究会へのご支援・ご協力に感謝いたします。
誠に申しわけありませんが、研究会のメールアドレスが変わりました。
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お手数ですが、今後のご連絡等はこちらにお願いします。
研究会『職場の人権」事務局
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研究会『職場の人権」事務局
研究会「職場の人権」では、1999年の設立以来、毎月(年10回)定例の研究会を開催しています。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。ご希望のテーマやご意見等がございましたら、何なりと事務局までご連絡ください。(会場費は500円、但し会員は無料)
日程が通常のタイミングとは異なります。ご注意下さい。
■第208回研究会(17年11月)
姿の見えない船員と海員組合のいま
― 壊憲と戦争が船員へ突きつける課題 ―
と き 11月4日(土) 午後1時30分~4時30分
ところ エルおおさか(大阪府立労働センター)南館7F72号室(電話 06-6942-0001)
(地下鉄谷町線、または京阪電車「天満橋」駅下車。西へ徒歩5分)
報告者:柿山 朗さん(元外航船長/元海員組合全国委員)
若い頃、船乗りになりたいと想いを馳せた方は多いと思いますが、皆さんは海員組合をご存じでしょうか。全日本海員組合は外航や内航、港湾線や遠洋漁船で働く仲間たちで作る、日本で数少ない個人加盟の産業別労働組合です。長く同盟・民社ブロックの中核的労組として産業擁護・労使協調主義を基本的な性格としながらも、1972年には「人間性回復」をスローガンに90日の長期ストを闘いました。また、太平洋戦争で壊滅的な打撃を受け多くの仲間たちを失った経験から「不戦の誓い」を掲げて「シーレーン防衛構想」についていち早く反対し、先頃は「民間船員を予備自衛官補とすることに断固反対する声明」を発表し話題になりました。
ところで現在の海上職場の状況はどうでしょうか。港で船員の姿を見かけることはほとんどありません。外航船のほとんどは外国籍の便宜置籍船となり、日本人が外国人に置き換えられました。外航海運の急速な変貌とは裏腹に、内航船員は古色蒼然とした前近代的な環境と労働にうち捨てられたままです。
例会では海上の安全と海上労働運動の復権に奮闘されてきた元海員組合全国委員・元外航船長の柿山さんに、実践と経験をもとにした海上労働運動の現状と課題について報告をしていただきます。ご参集ください。
第209回研究会は12月2日(土)です。
第207回研究会(17年8月)は、「大阪労働学校アソシエ」との共同企画です。
会場は大阪労働学校アソシエ 学働館となります。ご注意ください。
連続講座「労働運動の歴史に学ぶ」開催に際して、
木下武男氏・熊沢誠氏が熱き思いを語る(仮題)
と き 8月26日(土) 午後1時30分~4時30分
ところ 大阪労働学校アソシエ 学働館(06-6583-5555)
(大阪市西区川口2-4-2)地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅より徒歩10分
報告者:木下 武男さん(元昭和女子大教授/労働社会学者)
熊沢 誠 さん(甲南大学名誉教授/研究会「職場の人権」顧問)
*パネルディスカッションには、お二人に加え武建一(関西生コン支部委員長)さん参加
木下武男氏・熊沢誠氏の連続講座開催に先立ち、お二人に連続講座の主旨、日本の労働運動に寄せる思いを語っていただきます。木下氏は、「労働組合は資本主義のもとで貧しい虐げられた者たちが身を守り、生きるために闘う武器としてつくられた。本講義は、労働運動の歴史のなかから労働組合の理論を学び、その理論にもとづいて、この日本で、新しい「本当の労働組合」を創造するための手立てをつかみ取ることにある。」
熊沢氏は、「競争の労働市場にまずは個人として投げ出される労働者にとって、なぜ労働組合運動が不可欠な組織になるのかという「原論」からはじめます。その上で、現在の日本での労働運動の現状を批判的に論じ、私たちの明日にとって必要で可能な労働運動の組織的な試みはなにかを提示することにしましょう。」と語っておられます。
またパネルディスカッションには、お二人に加え、武建一(関西生コン支部委員長)さんに参加していただきます。ご参集ください。
主 催:大阪労働学校アソシエ、 協賛 研究会「職場の人権」
研究会「職場の人権」では、1999年の設立以来、毎月(年10回)定例の研究会を開催しています。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。ご希望のテーマやご意見等がございましたら、何なりと事務局までご連絡ください。(会場費は500円、但し会員は無料)
■第206回研究会(17年7月)
安倍政権の「働き方改革」を問う
「柔軟」な働き方--テレワークの現在
と き 7月15日(土) 午後1時30分~4時30分
ところ エルおおさか(大阪府立労働センター)南館10F101号室
(電話 06-6942-0001)
(地下鉄谷町線、または京阪電車「天満橋」駅下車。西へ徒歩5分)
報告者:佐藤 彰男さん(龍谷大学社会学部教員)
コメンテーター:高野 剛さん(立命館大学経済学部教員)
安倍政権による「働き方改革実現会議」は、9つのテーマを掲げていますが、そのひとつに「多様な働き方」の実現として、「テレワーク/副業・兼業など柔軟な働き方」というのがあります。通勤の負担がなく、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方、未来型の労働、理想的な働き方と推進をうたっています。
ところが今回ご報告していただく佐藤彰男氏は、『テレワーク/「未来型労働」の現実』(岩波新書)を著し、テレワークが必ずしも政府の推奨するような理想的な働き方ではなく、長時間労働を強いるとか労働法制の規制がかりにくいなど、様々な矛盾を指摘しています。そうした現実の矛盾から、テレワークが果たして未来型労働になりうるのか、お話していただきます。
また、在宅ワークの活用による就職困難者への就労支援の実態を研究されている立命館大学の高野剛さんにコメントをお願いしています。ご参集ください。
研究会「職場の人権」では、1999年の設立以来、毎月(年10回)定例の研究会を開催しています。皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。ご希望のテーマやご意見等がございましたら、何なりと事務局までご連絡ください。(会場費は500円、但し会員は無料)
■第205回研究会(17年6月)
韓国における女性非正規労働者の労働の実態と組織化の新たな試み -ケアワーカーの事例を中心に-
と き 6月17日(土) 午後1時30分~4時30分
ところ エルおおさか(大阪府立労働センター)5F504号室
(電話 06-6942-0001)
(地下鉄谷町線、または京阪電車「天満橋」駅下車。西へ徒歩5分)
報告者:横田 伸子さん (関西学院大学社会学部教授)
コメンテーター:水野 有香さん(名古屋経済大学教員)
1990年代以降、韓国でもグローバリゼーションとともに経済のサービス化が進展しました。この結果、サービス業は、伝統的な零細サービス業を財閥系企業や外資系企業が駆逐して成長した部門と、就業者の伝統的就業形態はほとんど変わらない部門に分れます。前者の典型が流通業であるのに対し、後者の典型はケア分野です。ここでケアワーカーとは、とくに家事労働者と介護労働者を指します。韓国では、ケアワーカーの伝統的な就業形態や労働過程、劣悪な処遇、社会的に低い認識は変わらないまま、サービス産業の一翼を担うようになりました。
本報告では、韓国のケアワークの実態を浮き彫りにすると同時に、ケアワーカーがいかに組織され、その運動がどのように展開されてきたかを労働NPOである韓国女性労働者会の事例を中心に見ていきます。また、日本の非正規問題を研究されている水野さんにコメントをお願いしています。ご参集ください。